今回の記事はクレジットカードブランドのJCBが使えないお店が増えている!
その噂は本当なのか?実態や理由について調べました。
日本を代表する国際ブランドのJCB。
街中のお店にはJCBが使えますという看板や、会計する時のレジにJCBのシールが貼ってあったりと買い物や支払いでカード払いをする時には絶大な安心感がありました。
日本では加盟店数が他のカードよりも多い3,300万店という事で、未来永劫孫の代まで安泰のカードだと思っていました。
しかしJCBが使えないお店が急増中の実態が明らかになったのです!
これを見ればあなたもかつて大国だったローマ帝国や、スペインがその後衰退したように、JCBが衰退しつつある事実が分かります。
日本のお店のくせにアメリカのVISAやMasterCarしか使えないお店も増えているお国の一大事で危機的な状況です。
今あなたがJCBカードを日常利用しているのであれば、目が離せない必見の内容なので先を読んでいきましょう。
え、JCBって日本の会社だよね、信じられない日本で使えないお店なんてあるの?
それがあるんじゃ!いわゆる現場ではJCB離れが起きており使い勝手が悪くなっている。どうしてそうなったのか包み隠さず暴露しよう
JCBは日本唯一のクレジットカードの国際ブランド
JCBが使えないお店が急増中というお話の前に今一度お話ししておきたい事があります。
それはJCBは日本で唯一無二のクレジットカード国際ブランドだと言う事です。
現在の国際ブランドの世界シェアは次のようになっています。
国際ブランド | 世界シェア率 | 順位 |
---|---|---|
VISA | 56% | 1位 |
MasterCard | 26% | 2位 |
銀聯カード | 15% | 3位 |
アメックス | 3% | 4位 |
JCB | 1% | 5位 |
ダイナースクラブ | 1% | 6位 |
ディスカバーカード | 1% | 7位 |
世界シェア率は1%ですが利用者の大半が日本人です。
JCBは元々は1961年に日本で誕生した会社で、昭和の高度成長期化からバブル~崩壊後の平成を経てどんどん広がっていきました。
2000年代の初めにはJCBのピークで日本のほとんどのお店はJCBが独占。
私の記録ではVISAやMasterCard等、外資系のカードは使えないお店が多かったのです。
まさにJCBイズキングの時代で国内で持っていないと非国民扱いでした。
しかしその後覇権の歯車が狂ったのか?現在の日本ではJCBが使えないお店が急増。
むしろVISAやMasterCard等と言うアメリカのカード会社がガンガン押し寄せてきて、JCBは使えないけどその2社は使えるというお店が急増しているのです。
信じられないかもしれんがJCB以外は使えない店がほんの10~15年前は多かったんだ
それなのにJCBが使えなくなっているの?何故そんな事になってるんだろう
JCBが使えないお店が増えている!
上の写真は新宿ゴールデン街の飲み屋街の写真ですが、飲みによく行く私の実感としては、昔はJCBが使えたのに今は使えるお店が減りました!
利用可能店が少なくなっているという事で、日本で代表的なお店や場所をリスト化してみました。
【リアル店舗】
- スシロー
- コストコ
- モスバーガー
- マックデリバリー
- ブロンコビリー
- 京都国立近代美術館
- プロ野球のキャンプ物販コーナー
- 水戸市大洗まいわい市場
- いきなりステーキ
【ネット通販サービス】
- ラクマ
- BOOTH
- Fantia
- CyStore
- レノボ直販サイト
- タイムバンク
- シュフティ
- 電気技工士試験
- 東京2020オリンピック公式チケット
JCBは以前よりも確実に街の個人商店やチェーン店ではない居酒屋でも使えないことが多数です。
個人的には私の大好きな回転ずしのスシローでJCBカードが使えなくてガッカリです。
私の中ではくら寿司やはま寿司よりもネタが新鮮で美味しい回転寿司チェーンなのに、JCBは使えないという事に落胆です。
他にもカラオケ屋のマイムやジョイサウンドでも使えませんでした。
最近話題の電子マネーのpaypayでもJCBが使えなくて怒り爆発です。
さらに驚いたのは楽天のフリマアプリのラクマでさえも、楽天カードJCBブランドを選んでも使えないという劣悪な仕様です。
ネット上でもJCBが使えないという声が多数
JCBカードが使えなくなったという声はネット上でも聞かれます。
どのような噂や評判があるのかTwitter上で探してみました。
メインカードはもうMasterCardに変えてもいいかもしれん。JCB使えないところ多すぎる
— 相模 せすな (@sesuna_sagami) 2019年3月26日
JCBとAMEXは営業してくるよりも使える店を増やせよと。
使えないカードをもう一枚作ってくれと言うのは厚かましい。
日本を出れば想像以上に使えないのがJCB、AMEX。
それでいて高収入ターゲットのサービスを売りにするので目もあてられない。
使えないという不便を改善するのが一番のサービスだ。— Motoya Okutani (@okutani0706) 2017年12月11日
JCB海外使えないし、国内でも使えないところがたまにあるからVISAに変えた
— かるむ (@calm_tt) 2019年3月29日
わしが調べた店だけではなく世の中の人々の声でもJCBは使えねーぞ!という声が出ているぜ
理由はVISAやMasterCard以上の手数料の高さ
何故日本国内でJCBが使えないお店が増えているのか?
JCBの営業力が弱いのか、カードに魅力がないのかと言うとそうではありません。
その奥の根にある本当の理由は加盟店の手数料の高さが原因でした!
私がいつも通っている美容室があるのですが、以前はJCBでカット料金を支払えたのにも関わらず、現在はなんと現金払いのみになりました。
店長に聞いてみた所JCBは支払料金の6%程度を売り上げから取るので辞めたという理由です。
他にも近所の居酒屋ではJCBカードの看板が店に付いていたものの、売り上げの10%も徴収されるのに嫌気がさして辞めたとの事でした。
その代わりJCBからVISAやMasterCardに鞍替えしているお店もあります。
VISAやMasterCardはJCBに比べて手数料が安いという事もあります。
国際ブランドごとに飲食店側の加盟店手数料を比較してみましょう。
国際ブランド | 手数料率 |
---|---|
VISA | 4% |
MasterCard | 4% |
JCB | 6% |
アメックス | 6% |
ダイナースクラブ | 5% |
他にも業種によってコンビニなどの小売業は1%台、美容室は8%台という事でしたが、あらゆる業種別に見てもJCBの手数料が高いことが分かります!
政府が国策でキャッシュレス化を進めようとしていますが、JCBの高い手数料を嫌悪して加盟店離れが進んでいるのです。
その代わりVISAやMasterCard等のアメリカの外資系企業の方が手数料が安く、街のお店のJCB離れが加速しているようです。
さらに時代に逆行して今後もJCBは加盟店手数料を上げると発表しています。
もしかしたらこれが続くと、加盟店の中にはお客からカード払い時に手数料を取る店が増えるかもしれません。
例えば下のような案内を買い物や支払のレジで見た事が無いでしょうか?
カード払いに手数料がかかりますよという案内ですが…
クレジットカード払いの時に手数料は払う必要が無い理由で書いていますが、カード払いで料金の他に手数料を取るのは立派な違法行為でクソな店です。
しかしJCBの手数料が高いという苦しさに屈して、そうせざるを得ない店側の事情も分かります。
そういえば!私がいつも利用している美容室、JCBが使えなくなってVISAになってたわ
JCBが使えない店が地味に増えているのだ!最近ではディズニーの秘密レストランクラブ33もJCBザクラス利用者は入れたのだが禁止されてしまった。
これも手数料が関係あるかもしれん
外国ではJCBが使えない国も多い
日本国内ではJCBが使えるお店が減っているというお話を書きましたが、海外ではどうなのか?
やはり世界シェア率1%でほとんどの利用者が日本人だという事からJCBの知名度はかなり低いです。
JCBカードが使える国
日本以外で海外出張時や旅行時にJCBが使えないと話になりません。
そこでJCBが利用可能な国はどこなのか挙げていきましょう。
JCBが使える地域 | 具体的な場所 |
---|---|
アジア | 日本 香港 台湾 シンガポール |
アメリカ | ハワイ グアム 北米 南米 |
ヨーロッパ | ドイツ フランス イギリス イタリア オランダ スイス オーストリア ルクセンブルク スペイン ロシア |
オセアニア | オーストラリア ニュージーランド |
中東 | エジプト |
JCBでは具体的にどこの国で使えるのか非公開にしていますが、以上の国は私が実際に使えた国です。
ただしこれらの国で完璧に使えたのかと言うとそうではありません。
日本人に人気の観光地のハワイや台湾ではそこそこ使えましたが、その他観光地以外では使えない店が多いです。
中東のエジプトではJCBが使える店が数店舗でしたし、香港で使おうとしたら知らない現地人もいました。
銀聯、アメックス、ダイナース、ディスカバー加盟店で利用可能
「なんだよJCB全然使えねーじゃんか!」と悲観する前に良いニュースがあります。
実はJCBは他のブランドと「加盟店相互開放」を行っている場合は支払可能です。
お互いに加盟店相互開放してるのはアメックス、ダイナースクラブ、銀聯カードで、これらのカードが使える場所ならJCBカードも使えます。
アメリカで5,000万人が利用しているディスカバーカードは、アメリカ本土で浸透しているので期待して良いでしょう。
また中国に行く機会があれば銀聯カードがかなり浸透しているのでJCBも使えます。
ただし現地の人によっては加盟店相互開放されている事など知らず「JCBなんて使えないよ!」と知識不足から断る人もいるので要注意です。
意外な事に外国で一番使われてるのはロシア
最後にJCBが一番使われている国はどこなのか?という話をします。
ぜいぜいJCBが普及しているのは、日本人に人気の観光地の、ハワイや台湾だけなんだろうな、と思っていました。
しかし実は意外なことに最も外国で使われているのがロシアになります。
近年クリミア半島の問題やシリア問題、トランプ大統領の選挙関与疑惑などから、アメリカから経済制裁を食らっている状態です。
それ故にVISAやMasterCardはロシアでは使えなくなってしまいました。
そこで登場したのが代替のJCBでロシアに一気に広まったそうです。
賛否両論はありますがロシアのプーチン大統領がJCBを絶賛しいているという事で、皮肉な話ですがこういう理由でJCBはロシアで流行っているのです。
俺も実は実際にロシアに旅行ツアーで行ったが、お土産屋やレストランの半分はJCBが使えたので驚いたぜ!
JCBが使えるお店なのか簡単に確認する方法
JCBカードが利用したお店で使えるか見分ける方法は次の4つです。
- お店の入り口でJCBが利用可能か確認する
- レジで利用可能なカードにJCBがあるか確認する
- 店員に聞く
- 店のHPで確認する
試しに外出してどのお店でJCBが使えるのか確認しに行きましょう。
まずはコンビニのセブンイレブンで確認してみましょう。
探した結果、自動ドアの入り口横にはJCBが利用できるという説明が書いてありました。
2店目はドラッグストアのカワチ薬品で見てみましょう。
カワチには入り口にはJCBが使える説明は書いてありませんでしたが、レジに書いてあります。
なんとカワチではJCBカードの表示が無く使えませんでした。
3店目はブックオフに行ってみた所レジの所にJCBが使えるという表示がありました。
このように3つの店の内2つは使えて1つは使えないという調査結果です。
これらの方法で外国のお店でも同じように確認できます。
日本の全てのお店でJCBが使えると思い込み油断して買い物や食事をするには危険です。
レジでカード払いできなくてお金がない場合は恥をかきますし、飲食店だったら最悪無銭飲食になってしまいます。
事前にJCBが使えるか今回お伝えしている方法で見分けましょう。
彼女とデートしてJCBカードしか持ってなくてそのお店じゃ使えない、そして実は現金もあまりない、そんな事になったらクソダサいぜ
店員さんに聞いて確認するのが一番早いわね、JCB使えないお店あるの困るわね。
カードに問題があって使えないケースも
JCBが使えないという理由は国内や海外のお店が加盟していない以外にもあります。
実は次のような不具合がカードに生じている可能性があるのです。
- カードが擦り減り磁器が読み取れない
- 普段カードをあまり利用していない
- 有効期限が過ぎた
- 利用料金を未払いで延滞中
- 不正利用の疑いでカード会社にロックされた
- クレジットカードのICチップや磁気に不具合
- JCBのショッピング利用枠を超えている
- Applepay利用時に通信環境が悪かった
- 暗証番号入力ミス
これらはJCB加盟店でも非加盟店でも関係なくカードの問題なのです。
カードが擦り減りまくって磁器が読めないとかICチップが読めないのはよくあり、カード自体に問題が起きているならばJCBプラザに電話すれば新しいカードを再発行してくれます。
海外からでもJCBプラザは日本語で対応してくれるので安心です。
またアジアや東欧の新興国ではインフラ未整備で通信環境が悪くApplepayが利用できない場合もあります。
日本の国益の為にもJCBは頑張って欲しい
ここまでJCBの実態を見てきましたが、日本ではJCBの天下というその屋台骨がグラついており、使える店が無いことがある。
さらに海外では世界シェア率が1%で使えない店や、挙句の果てにはJCBを知らないような人もいます。
VISAやMasterCardを使えば解決するんじゃないか?と思われるかもしれませんが、外資系企業に売上が行くのであまり良いとは言えません。
amazonやApple、Googleもそうですが、外国の企業はかなり優れていて何かとお世話になります。
しかしあれらの企業で買い物をすると全部アメリカ企業の売り上げになるのです。
世界で負けるならまだしも、主戦場の本丸である日本国内でシェアを奪われるなんてとんでもない!
日本経済の発展の為にもJCBはもうひと踏ん張り頑張って欲しいものです。
対策としてJCB以外にもう1枚別ブランドを持つべし
今回ここまでJCBが使えない事例を見てきましたが、日本国内でも利用不可能なお店、そして海外ではほとんど使えないという実態も浮き彫りになりました。
私も以前日本のJCBだから安心だろうとヨーロッパに旅行に行きましたが、結果使えない店、使えないATMばかりでお金が無くて一緒に行った友人から借りる羽目になりました。
私はそれ以来JCB1枚だけを持ち歩くのはリスクだと感じ、VISAやMasterCardを持ち歩くようになったのです。
あなたも私と同じ轍を踏まないようにJCB以外にももう1枚国際ブランドのカードを持つべきです。
JCBでカードを持つならJCB CARD Wがオススメだぞ
もしあなたがJCBカードをまだ持っていない、あるいは見直して違うJCBカードにしたいという事であればオススメはJCB CARD Wになります。
JCB CARD Wは、私がメインカードで使っている理由で書いていますが、どこで利用しても還元率1%でお得です。
さらにセブンイレブンで還元率2%、新規入会者はamazonで還元率30%という事で他社の還元率に絶対に負けない鬼のようなクレカです。
年会費も無料、ETCカードや家族カードまで無料なので財布に負担が一切ありません!
入会キャンペーンで円分プレゼントされる特典も美味しいので、持つ持たないは抜きにしてとりあえずどんなカードなのか公式サイト見ておきましょう。
これと別の国際ブランドのVISAかMasterCardのカードを持てば、JCBが使えないお店があっても恐くありません。
国際ブランドについては別の記事で詳しく書いています。
JCBのメリットも別の記事で書いているので合わせて読んでおきましょう。
コメント
(追加)e-kenetマーケットにでている商品もJCBカード決済できない。
>amazonで還元率30%
JCB CARD WでAmazonは決まりだな。