全国に一律料金で荷物を送ることができるレターパック。
郵便局の他にコンビニでも購入することができ、ポストに投函するだけで回収されて郵送してもらえるので、24時間いつでも利用できる便利な郵送サービスです。
最近ではメルカリやヤフオクといった個人出品サイトの取引で使われている事も多いです。
このレターパックに入れる荷物はどのくらいの厚さまでOKか?
街に設置されているどの郵便ポストに投函してもOKなルールですが、肝心の内容物が厚すぎて入らなかった!なんてマヌケな話を聞いたこともあります。
「どのくらいの厚さまでならOKなのか?」
「厚すぎて入らない場合はどうすればいいの?」
「入れてはダメなものはあるの?」
今回はレターパックに入れる荷物の厚さはどこまで大丈夫か?厚すぎたらどうするか?その他入れてはいけないものなどについて徹底解説するぞ!
一番安いレターパックでも1個税込360円もするので、無駄にしてしまう前に今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
レターパックは2種類あるが厚さ制限が違う!
まず知ってほしいのは、レターパックはレターパックプラス(赤)とレターパックライト(青)の2種類がありますが、荷物の厚さ制限がそれぞれ異なります。
※レターパックプラス
料金(1個あたり) | 510円 |
---|---|
集荷サイズ | 340mm×248mm (A4ファイルサイズ) |
重量 | 4kg以内 |
厚さ | 無制限 |
配達方法 | 対面で届けられ、受領印又は署名が必要になる。 |
※レターパックライト
料金(1個あたり) | 360円 |
---|---|
集荷サイズ | 340mm×248mm |
重量 | 4kg以内 |
厚さ | 3cm以内 |
配達方法 | 郵便受けに届けられる。 |
赤いレターパックプラスは荷物の厚さが無制限なのに対して、青いレターパックライトは3cm以内と定められています。
無制限ということで、重量が4kg以内および郵送OKの物であれば、どれだけぶ厚い荷物でも配送してもらえます。
かさばるような衣類であったり、ページ数が多いパンフレットやカタログ、四角や丸い固形物など、レターパックプラスを使えば問題なく届けてもらえます。
360円で買える青のレターパックライトは3cm以上だと配送してもらえないので注意よ!
厚すぎるとポストに投函できない問題がある
厚さを気にせずに荷物を入れてしまい、レターパックがパンパンに膨らんだ状態だと、街に設置してあるポストに入らないというトラブルが起こります。
現実に私の身内もレターパックに厚すぎる物を入れてしまい、ポストに入らず泣きを見たというなんともマヌケな話を聞かされました。
下の画像のような衣服をぎっちり詰め込んだ状態であり、1ℓペットボトルよりも厚かったとのことです。こんなもの街のポストに入るわけがありません。
ちなみに街に設置してあるポストの幅は、厚さ3cmに定められたレターパックライトが余裕を持って入る程度の口であり、古さ新しさ関係なく約4cmです。
実際に街に設置してあったポスト10箇所の口サイズを物差しで測ってみてもそのくらいだったので間違いありません。
そのため、レターパックプラスは厚さ無制限といいつつ、実質4cm以内のものまでしか投函できない!ということになります。
無制限なのにポストの口が狭すぎて実質4cmまでか…これなら3cm以内のレターパックライトとそんなに変わらんのう。
確かに厚すぎるレターパックは物理的にポストに投函できないわ。でも安心して!レターパックプラスはどれだけ厚くても送ってもらえるのよ!
厚すぎるレターパックは郵便局に直接持っていく!
ぶ厚すぎてポストに入らないレターパックプラスは、単にポストの口が狭いから投函できないというだけで、郵便局に直接持ち込めば受け取ってもらえます。
受け取ってもらえば郵送してもらえるので解決です。
注意点として、郵便ポストと違って24時間営業ではないので、営業日時を調べてから持っていきましょう。
各郵便局の営業時間は以下のサイトで検索できます。
ただし重量が4kg以上であるかどうかはしっかり検査され、超過していたら郵送できないとしてその場で返されます。
郵便ポストの前で集荷する人を待つ方法もある
郵便局が遠かったり行くのが大変だという場合、郵便ポストの前で集荷に来る人を待つ方法もあります。
集荷に来た人に「ポストに入らなかったのでお願いします」とでも言えば、レターパックを受け取ってもらえます。
私も以前レターパックを利用した時に、郵便局の集荷人に直接手渡ししたこともあるので間違いありません。
取集時間は郵便ポストに書いてある場合もあるので、手渡しするつもりなら事前にチェックしておきましょう。
郵便ポストの集荷時間を調べる方法
地域の郵便ポストの取集時間は、ポストマップというサイトで調べることができます。
いつも利用するポストの取集時間を調べるだけでなく、街に設置されている最寄のポストを発見するのにも便利でオススメです。
とはいっても、上記サイトは有志が編集しているものなので、情報が古かったりそもそも載ってないこともあります。
ローソンなどのコンビニでは預かってもらえない
多くのローソンには郵便ポストが設置してあり、レターパックを投函することができます。
しかし、やはりぶ厚いレターパックを収納するだけの大きさではないことがほとんどです。
その場合は上記のように、ポストに集荷に来る人を待つしかありません。
それまで店員さんに預かってもらうことはできないのか?
と考えるかもしれませんが、それはできないみたいです。
私も以前、あるローソンにレターパックを持っていった際にギリギリ入らなかったので、
「レターパックが入らないので集荷が来るまで預かってもらえますか?」
と、店員さんに尋ねてみましたが、
「申し訳ございませんが、そういうのは預かることはできません。」
とのことで、レターパックは預かってもらえませんでした。
プライバシー保護の観点からなのか?紛失リスクがあるからか?レターパックは預けられません。
もしかしたらそこの店長さんと知り合いだったり仲が良ければ預かってもらえるかもしれませんが、基本的には預かりサービスなどは無いと考えてください。
無理やりポストに押し込んではいけない
レターパックが押し込めば入りそうな状態だからといって、ポストに無理やり押し込むのはやめた方が無難です。
衝撃で封が破れてしまった場合は、レターパックとしての機能を失い、荷物を引き受けてもらえない可能性があります。
一応、ポストの口に半分突っ込んだ状態であっても、集荷人が来ればちゃんと回収してもらえます。
しかし、他の人がそのポストに投函できず迷惑が掛かったり、誰かにレターパックを引っこ抜かれる盗難リスクがあるので、やはり手渡しするか郵便局へ行きましょう。
レターパックで送れる/送れないもの
レターパックプラスなら厚さは無制限だけど、送れるものと送れないものがあるのよ。詳しくは以下にまとめたわ!
レターパックで送れるもの一覧
レターパックで送れるものはこれだけあります。
・CD/DVD
・衣類
・商品券や図書券
・信書(請求書や証明書など)
雑誌やポスターの紙類からCD/DVD、服などの衣類、商品券、図書券、株券や手形といったもの。
さらにレターパックは請求書などの重要な信書を送ることが可能で、運転免許証やクレジットカードも送ることができます。
紙の書類やカードは重量も軽く、詰めようと思えばいくらでも詰め込めます。
が、レターパックは損害賠償が用意されていないので、何らかの事故で信書やカードを失っても一切保証されない点だけは気をつけてください。
壊れてほしくない物を送る場合は、別途箱を用意したり緩衝材を一緒に入れると、万が一の郵便事故によるリスクが減ります。
レターパックで送れないもの一覧
レターパックで送ることができないものは公式サイト、あるいはレターパック裏面の注意書きに小さく書かれています。詳しくは以下の通り。
①現金
②貴金属等の貴重品
③爆発物・毒物等の危険物
④ガラスや陶磁器などの割れ物
⑤精密機械などの壊れ物
⑥生もの/ペットなどの生物
⑦芸術作品等代替品の入手が困難な物
念のため、それぞれ解説していきます。
①現金
現金を郵送することは法律で禁止されています。
発覚した場合は、郵送法の規定によって差出人に送り返されますが、その他に罰則はありません。
罰則が無いとはいえ法律違反には変わりないので、現金書留を利用したり直接口座に振り込むなど別の方法で送りましょう。
②貴金属等の貴重品
宝石などの貴金属の貴重品も送れません。
ダイヤモンドの指輪や真珠など、小さくて郵送にうってつけですが、レターパックでは取り扱えません。
現金と同じく書留にして送りましょう。
③爆発物・毒物等の危険物
爆発物や毒物は危険すぎるので絶対に入れないでください。
テロで物騒な今の世の中では、ニュース沙汰になる可能性だって十分にありえます。
学校に置いてあるような化学薬品なんかもNGです。
④ガラスや陶磁器などの割れ物
ガラス細工のアクセサリーや壺などの割れ物です。
厳密には禁止というわけではなく、実際には送ることもできます。
しかし割れ物は脆いので、届くまでに割れてしまう可能性が高いです。当然ながら割れてしまっても一切補償はありません。
ちなみに「香水類」も割れ物としてカウントされるので送れません。
香水の場合、割れて中身が漏れたら強烈な匂いを放つレターパックに変身して、多大な迷惑を掛けてしまいます。
どうしても送りたい場合は、壊れないように緩衝材を敷き詰めましょう。
⑤精密機械などの壊れ物
スマートフォンやタブレット、電子手帳、ミニノートパソコンなどの精密機器です。
これらも上記④と同じく、補償が無いリスクを承知で送ることができます。
⑥生もの/ペットなどの生物
まず生ものは確実に腐ってしまい迷惑になります。生物も生き残るのは難しいと思います。
一部の生きた動物(魚介類、昆虫類、鳥類)はゆうパックで送ることができるので、そちらを頼りましょう。
⑦芸術作品等代替品の入手が困難な物
その名の通りです。
④⑤と同じく、補償は一切なされないのでやめておきましょう。
その他レターパックで送ることができない事由
①レターパックが加工されている
②レターパックが激しく損傷している
③配達証がはがれていた場合
④料額印面が汚染されている
⑤宛て先が海外住所だった場合
①②レターパックがボロボロだったり加工されていると判断された場合は引き受けてもらえません。
③配達証とは、各レターパック表面右下部に貼ってあるシールのことを指します。
これが剥がれていた場合は、引き受けてもらえなくなります。
④料額印面とは、各レターパック表面左上に書かれているレターパックの料金数字のことを指します。
この部分が汚れていたり削れて確認できない状態だと、郵便局に引き受けてもらえなくなります。
⑤宛先が海外だった場合も引き受けてもらえません。
郵便局で海外宛てに発送したいのであれば、国際郵便を利用しましょう。
実際に郵送される前にチェックされる場合アリ
上記の通り、レターパックに問題が無いかは外見は判断されますが、中身まで見られることは基本的にありません。
レターパックに問題無く、重さも実際に量って4kg以内であれば、問題なく引き受けてもらえます。
しかし、郵便局員の手で触った感触などで判断されることがあります。
レターパックの表面に品名を書く必要があるのですが、中身に違和感があれば質問されることもあります。
間違いがあれば色々と面倒なので、中身はウソ偽り無く報告するようにしましょう。
レターパックプラスなら厚さ無制限!気軽に使おう!
色々と制約があるレターパックですが、レターパックプラスなら郵便物の厚さは無制限です。
ポストに入らないサイズであっても、重量4kg以内ならパンパンに膨らませて出してもOK!必ず役に立つと思います。
レターパックは一度買ってしまえば切手も不要です。
雑貨や衣類のみならず、クロネコDM便などでは送れない信書も送ることができるので、これに頼る人も多いことでしょう。
家族や知人の間でのやりとりや、ヤフオクやメルカリでの郵送でも便利なので、ぜひ活用してみてください!
※レターパックを買える場所をまとめた記事
コメント