ぐあああああ!貼らなくていいのに間違って切手を貼ってしまった!もう剥がせないのか!?
切手は安いものでも1枚50円以上掛かるので、こんな時はすごくもったいないと感じてしまいます。
私も切手を貼らなくてもよいハガキに貼ってしまった時に、どうにかして剥がそうと四苦八苦した思い出があるので痛いほどわかります。
できればハガキから剥がして再利用したいところです。
しかし、切手を上手くはがす方法はあまり知られていません。
ヘタに剥がそうするとバリバリに破れてしまうので、一定のやり方に沿って剥がした方が安全です。
1度くっついてしまうと簡単には取れないイメージですが、実は剥がす方法は何パターンか存在します。
「一度貼ってしまった切手は剥がせるの?」
「剥がす方法はあるの?どうやればいいの?」
今回紹介する切手の剥がし方に特別な技術はいらないので、この記事を見て参考にしてみてください。
切手の剥がし方を1つ1つ解説してみる
前述の通り、一度貼った切手を剥がすのはそこまで難しいものではなく、やり方も家庭で簡単にできそうなものばかりです。
どの方法がベストなのか?それぞれ解説してみましょう。
※剥がす際にハガキや封筒が犠牲になる方法がほとんどです。
①ぬるま湯に5分~浸して剥がす
ぬるま湯に剥がしたい切手を浸しておくだけで、早ければ5分ほどで剥がれてくれます。
まず30度~35度のお湯を汲んだ器に、剥がしたい切手部分をハガキから切り取って浸しておきます。
5分以上このままにしておけば、自然と切手が剥がれるので回収するだけです。
その後は使い込んだタオルでやさしく水分をふき取り、平らなところでノリがついていた裏面が上向きになるように約1時間陰干ししておけばOKです。
これは郵便局や切手愛好家の間でも使われている信頼できる方法です。
ぬるま湯を用意できる環境ならいつでもどこでも可能な上に簡単なので、切手を剥がしたいなら第一にオススメします。
②切手はがし液を使って剥がす
街のホームセンターやネットショップで売っている「切手はがし液」を使うことでも、楽に剥がすことができます。
例えば、これはコクヨというメーカーの切手はがし液です。
使い方も極めて簡単で、間違えて貼ってしまった切手の裏側に切手はがし液を塗るだけで、約1分後にはあっさり取れます。
わずかにお金が掛かりますが、水に浸して乾かして…という慣れない事をするよりも確実なので、失敗するのがイヤならこの方法をオススメします。
注意点としては、切手を剥がせないはがし液が売っている場合があるので、買う前に商品の裏面の剥がせる物・剥がせない物はよーくチェックしてください。
③電子レンジで30秒チンして剥がす
剥がしたい切手部分を20秒~30秒水に浸してから、電子レンジで30秒間チンするだけです。
まずはぬるま湯に浸ける方法と同じく、剥がしたい切手部分を水に浸します。
切手部分を指でチョチョイと濡らすのも良いみたいですが、器に水を入れて浸した方が安定します。
20秒~30秒浸したら中の水を捨てて切手部分だけ残します。
そして電子レンジで500W設定で30秒チンして完了です。
実際に1度試してみたことがありますが、その時は切手が綺麗に剥がれてくれました。
たいていの家に一台は置いてある電子レンジでできる楽な方法なので、早く切手を剥がしたいならオススメします。
うっかり水に浸さずにチンしてしまうと発火する恐れがあるので、手順は絶対に間違わないようにしてください。
④冷蔵庫に20分間入れて剥がす
間違って切手を貼ったハガキを冷蔵庫の中に入れるだけです。
※冷凍庫ではなく冷蔵庫です。
↓このように冷蔵庫の中にポンと置いておくだけです。事前の準備は特に何も要りません。
取り出して切手を剥がそうとすると、不思議なくらい簡単に剥がれてくれます。
これは冷蔵庫の中はものすごく乾燥しているために、切手の裏面のノリはポロポロ落ちるように剥がれていくという仕組みです。
およそ20分ほど入れておけば簡単に剥がれます。もちろん切手は再度ノリを塗りなおして再利用できます。
私も1度試したことがありますが、電子レンジと同じくらい簡単に剥がせたので良い方法だと思います。
が、うまく剥がれなかったという報告も同じくらい見るので、あまりアテにはできないかもしれません。
その他の注意点としては、冷蔵庫の中の食品などでハガキが汚れてしまわないように気をつけてください。汚れ具合によっては再利用が難しくなります。
⑤水で濡らしてドライヤーを当てて剥がす
切手部分を水で濡らし、ドライヤーで乾かして剥がす方法です。
やり方は温度に気をつけながらドライヤーを当てるだけ。
これも水に浸して手っ取り早く乾燥させる方法ですが…
私が実際に試した時は上手く剥がれず、結局①のぬるま湯に浸す方法に頼ったので、個人的にはあまりオススメできません。
ドライヤー熱で切手が変色してしまう恐れもあるので、過度に熱しすぎないように温度調整しながら慎重に行ってください。
⑥濡れタオルの上からアイロンを掛けて剥がす
剥がしたい切手の上に濡れタオルを敷き、その上からアイロンを掛けて剥がす方法です。
アイロンを用意して念入りに掛ける必要があり、アイロン熱に気を配らなければならないので結構面倒臭いと思います。
私はこの方法をやったことがありませんが、結局剥がれなかった!という報告を受けたことがあるので、ドライヤー同様あまりオススメできません。
⑦やかんで水を沸騰させて蒸気を利用する
やかんで水を沸騰させた時に出る蒸気に当てて剥がす方法です。
やり方はお湯を沸かして発生した蒸気に当て続けるだけ。
水に浸ける方法とは違い、封筒やハガキを犠牲にせずに済みます。
しかし、蒸気に当て続けるのもなかなか手が熱く、紙部分が火に触れたら火事になるリスクもあり、少々危険かもしれません。
もしやるなら細心の注意を払って行ってください。
⑧シャンプーを使って剥がす
水の中にシャンプーを少量混ぜて、その液体を切手部分に塗って剥がす方法です。
シャンプーに含まれる異界活性剤という成分が、切手のノリを落とすみたいです。
ネット上の裏技として紹介されていましたが、わざわざ成分が含まれるシャンプーを用意する必要があるので、正直なところ優先度は低いです。
確実なのはぬるま湯かはがし液を使う2パターン!
それなりの数の対処法を挙げましたが、「①ぬるま湯に浸す方法」か「②専用のはがし液を使う方法」のどちらかが確実です。
その他の方法は成功談と失敗談がトントンだったり、やや危険な方法もあるのであまりオススメできません。
もし剥がしたいのであれば、①②の方法を試してみてください!
どうしても剥がれないならその切手をそのまま貼りかえる!
「上記の方法を使っても全然切手が剥がれない!」
という場合は素直に諦める…のではなく、切手の周りを切り取って新しいところへ貼ってしまいましょう。消印さえ付いていなければそれで再利用できます。
見るからに再利用していることを郵便局に咎められることもなく、追加料金なども一切発生せずに配達してもらえます。
さらには郵便局の窓口で以下の支払いにも問題なく使えます。
・速達や書留、内容証明の代金
・ゆうパックの発払い・着払いの代金
とても剥がれそうになかったり、慣れない作業で無理をして切手がパァになるになるよりは、この方法はある意味一番賢い選択肢だと思います。
注意点として、貼って再利用する場合は通常の切手よりも分厚くなるので、何かの拍子で引っかかって剥がれ落ちてしまう可能性がわずかながら上がります。
念入りにしっかりと貼り付けるように工夫しましょう。
無理して剥がした切手は郵便局で交換してもらえる
「どうにか切手を剥がしたけどボロボロになった…」
水に浸したりレンジでチンしたりするうちに、切手が無事に済まなかったというパターンも多くあります。かなりボロボロになることもあるでしょう。
そんな時は郵便局に持っていけば新品と交換してもらえます。
千円札などの紙幣も破れれば銀行に持っていけば交換してもらえるのと同様に、切手も郵便局へ持っていけば対応してもらえます。
最寄の郵便局に剥がした切手を持ち込んで、
「切手が破れてしまったので交換してください。」
と言うだけでOKです。
他にも不要な切手を剥がす際に破損したハガキやレターパックなども、現物を持ち込めば交換対応してもらえます。
ただし、それぞれ以下の手数料が掛かる点だけは注意してください。
交換できるもの | 掛かる手数料 |
---|---|
郵便切手・通常はがき | 1枚につき 5円 |
往復はがき・郵便書簡 | 1枚につき 10円 |
特定封筒(レターパック) | 1枚につき 41円 |
10円未満の郵便切手や郵便はがき | 合計額の半額 |
なお、一部ローソンなどのコンビニでも切手やハガキ、レターパックは売っていますが、郵便局でなければ交換対応してもらえません。
ちなみにボロボロの切手を持ち込んでも日本円に換金してもらえません。新しい切手との交換対応のみです。
バラバラに破れた切手の交換は困難
「どんなに破損してても交換してもらえるの?」
少し角が掛けてしまったり、真っ二つになっている程度なら問題無いはずです。
が、まるでジグソーパズルのように見るも無残に破れてしまった場合は、交換を受け付けてもらえないことがあります。
特に切手の数字の部分が破れすぎて判別できないようだと、交換は絶望的です。
その場合は諦めて新しい切手を購入しましょう。
交換してもらえる切手は現行の同価格帯のもの
「特別な切手を交換してもらうとどうなるの?」
残念ながら交換してもらえるのは現行で販売されている同価格帯の切手です。
特別なデザインの限定切手や、ちょっと古くて珍しいような切手を持ち込んでも、普通の切手としか交換してもらえません。
切手の元のデザインを変えたくないなら、慎重に剥がして再利用するようにしましょう。
切手を無理して剥がさずとも再利用は可能!
よっしゃ!帰ったら早速剥がしてみるとするかな!
切手を剥がす方法を色々紹介したけれど、無理に剥がさずに再利用する手もあるということを覚えておくといいわ。
もし剥がすなら「ぬるま湯に浸す方法」か「専用のはがし液を使う方法」がイチオシです。
一度やり方を覚えればすぐに慣れる方法なので、機会があればチャレンジしてみてください。
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